駅前に近づくと、商店街の入口が見えてくる。 アーケードの下には、人の声やお店の明かりが広がっていた。 「この中だよ!」 私がそう言って歩き出すと、芹沢くんも自転車を押しながらついてくる。 商店街を少し進んだところで、小さな看板が見えた。 木の扉の、落ち着いた雰囲気のカフェ。 「ここだよ!」 私が指さすと、芹沢くんはお店を見上げた。