芹沢くんは攻略不能





明らかに嫌そうな反応に一瞬ひるんだものの、私はぐっと身を乗り出した。



「芹沢くんお願い!教えて!」



芹沢くんは少しだけ黙り込んでから、小さくため息をついた。



「……ちょっとだけな」



渋々といった様子で、芹沢くんはフライ返しを手に取った。



「まず、端から差し込む」



ぶっきらぼうな声でそう言いながら、鉄板の上のお好み焼きを指す。