「しっかりしなきゃ。最後なんだから」
私は頬をペチンと軽く叩くとニンニクをみじん切りにして鍋に放り込む。すぐに香ばしい香りが鼻を掠めて急激にお腹が空いてきた。
──ピロン
キッチンの隅に立てかけていたスマホに涼真からのLINEが入る。
『部活終了。腹減った。シャワー浴びたらすぐいく』
(やばっ……思ったより早い)
『お疲れ様、了解』
私は急いで野菜を鍋に全て放り込むとさっと炒め、お湯を鍋に注ぐとローリエの葉を浮かべた。
「ふぅ。なんとか間に合いそう。具材が柔らかくなればルー入れて完成だもんね」
私はタイミング良く炊き上がったご飯をほぐすと、テーブルにランチョンマットとスプーンをセットして鍋を伺いつつ、テーブルに腰を下ろした。
(はぁあ。恋カレーのおまじないか……)
今日で恋カレーは百回目。
手帳につけている作った回数を示す正の字を確認したから間違いない。私は両肘をついたまま、チェストの上の写真を眺めた。生まれてすぐの写真から、小学校、中学校、高校の入学式と何枚も飾られた写真達の中で私の隣にはいつも涼真がいる。
いつから恋に変わったんだろうか。恋に変わらなければ、彼の隣でただ無邪気に笑っていられたんだろうか。
私は頬をペチンと軽く叩くとニンニクをみじん切りにして鍋に放り込む。すぐに香ばしい香りが鼻を掠めて急激にお腹が空いてきた。
──ピロン
キッチンの隅に立てかけていたスマホに涼真からのLINEが入る。
『部活終了。腹減った。シャワー浴びたらすぐいく』
(やばっ……思ったより早い)
『お疲れ様、了解』
私は急いで野菜を鍋に全て放り込むとさっと炒め、お湯を鍋に注ぐとローリエの葉を浮かべた。
「ふぅ。なんとか間に合いそう。具材が柔らかくなればルー入れて完成だもんね」
私はタイミング良く炊き上がったご飯をほぐすと、テーブルにランチョンマットとスプーンをセットして鍋を伺いつつ、テーブルに腰を下ろした。
(はぁあ。恋カレーのおまじないか……)
今日で恋カレーは百回目。
手帳につけている作った回数を示す正の字を確認したから間違いない。私は両肘をついたまま、チェストの上の写真を眺めた。生まれてすぐの写真から、小学校、中学校、高校の入学式と何枚も飾られた写真達の中で私の隣にはいつも涼真がいる。
いつから恋に変わったんだろうか。恋に変わらなければ、彼の隣でただ無邪気に笑っていられたんだろうか。



