カワイイは最強!〜地味子のカワイイ・プロジェクト〜

ああ、どうして。どうして先輩は、わたしの思ってることがわかるんだろう。


「月島?」


泣きそうになってうつむいたわたしを、先輩は不思議そうな表情で見ている。


「……です」


「―え?」


「皇月先輩が好き、です…⋯」


ずっと“わたしなんか”って思ってた。


でも、先輩のおかげで、自分にほんの少し自信が持てるようになったの。


自分の力を信じられるようになったの。


だから、たとえ結果はダメでも、自分の気持をしっかり伝えたかった。


「………」


皇月先輩は、黙ったままで。


わずか十数秒の沈黙が、とても長く感じられた。


そして、返ってきた言葉は…


「―ありがとう」


とても優しい言い方で。


顔を上げると、先輩が優しく微笑んでいた。


「七星~!」


突然、沈黙を破って大きな声が響いた。


この声はきっと…