リボンとレースつきのカチューシャや靴までセットでプレゼントしてもらって、本当に嬉しかった。
「わたし、【Sweet Girls】今月号持ってるんだ。サインしてもらっていい!?」
興奮気味にバックから取り出す姿に、思わず苦笑する。
プロジェクトで優勝してから、わたしに対するクラスのみんなの態度はすっかり変わった。
それまで地味子として浮いていたわたしだけど、みんなが一目置くようになった。
こうしてサインを頼まれることも増えた。
嬉しい半面、複雑な気持ちもある。
人って単純だなって、つくづく思う。
渡されたペンでサインをしようとしたその時。
「――月島さん」
名前を呼ばれて振り返ると、如月さんと取り巻きの子達がいて。
「皇月先輩が呼んでたよ。裏玄関に来てほしいって」
如月さんが言った。
皇月先輩がわたしを呼んでる?



