「この皇月先輩めちゃカッコイイ!」
「まさにクールな王子様って感じだよね~」
あの撮影の日から1カ月近くが過ぎ、10月も半ばを過ぎた頃。
【Sweet Girls】の最新号が発売され、いつものように教室で如月さん達がはしゃいでいた。
今彼女達が騒いでいるのは、わたしも“音夢”として写っているハロウィン特集のページだ。
「この“音夢”って子、最近よくスウィガに出てるよね」
突然聞こえてきた“音夢”の名前に、思わず反応してしまう。
「読モだけどいつも皇月先輩や凛ちゃんと一緒に出てるよね。いいなぁ~」
羨ましそうにつぶやく如月さんの言葉に、何ともいえない複雑な気持ちになる。
もしもわたしが“音夢”だって知ったら、みんなどんな反応するんだろう?
☆ ☆ ☆
中間テストが終わって11月に入ると、季節は本格的な秋。



