「最初はどうなるかと思ったけど、これならカワイイ・プロジェクトも自信もって出場できるな」
あ、そっか。そうだ。わたし、肝心なこと忘れてた。
先輩は、カワイイ・プロジェクトに参加するための準備としてわたしをここに連れて来てくれたんだ。
わたしをいじめてた如月さん達を見返すために協力してくれているんだよね。
わたしが“音夢”だから、こうして笑顔を見せてくれているんだよね。
そう思ったら、なんだか急に胸が苦しくなった。
「音夢ちゃん、ちょっといいかな?」
その時、凛ちゃんに声をかけられて。
わたしは凛ちゃんに促されて、一緒にメイクルームの方へ向かった。
「凛、音夢のこといじめるなよ」
からかうように言った皇月先輩に、
「そんなことしないもん!」
と否定した凛ちゃん。



