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夏休みが明けて新学期が始まった。
わたしは相変わらずクラスに馴染めないまま、放課後に日直の仕事や掃除当番を押し付けられる毎日。
如月さんは休みの間に家族で行ったフランス旅行の話を自慢気に話していて、取り巻きの子達がわざとらしいくらいに如月さんを誉めていた。
皇月先輩は時々見かける程度で、学校では一切話をしていない。
だけど、撮影の日になれば、先輩に会えるし、話もできる。
また“音夢”になれる。
そう思うと、今まで憂鬱だった学校も頑張ろうって思えた。
そして、待ちに待った撮影日当日。
わたしは、事前に伝えられていた都内にある撮影スタジオに向かった。



