わたしに着信なんて滅多にないのに、一体誰から?
画面に表示された名前を確認すると、美雲さんだった。
お茶会の時に連絡先を教えていたけど、今まで電話なんて来たことなかったのに。
「……はい、月島です」
「あ、美夢ちゃん?
美雲です。今、ちょっと話しても大丈夫かな?」
「はい、大丈夫です」
「実はね、10月号のSweet Girlsの読者コーナー、音夢ちゃんに出てもらいたくて。来月撮影に参加してもらいたいんだけど…⋯」
「え、いいんですか!?」
「Sweet Girlsの読者さんからも音夢ちゃんのコーナーをもっと見たいって意見がいっぱいきてるのよ。だから、編集長もぜひ出てほしいって」
「うそ…」
「うそじゃないわ。もうすでに音夢ちゃん宛にファンレターも来てるくらいなのよ」
ファンレター!? わたしに!?
「…⋯なんか信じられないです」



