「…ありがとうございます…」
まさか皇月先輩から誕生日プレゼントをもらえるなんて思っていなくて信じられない気持ちで箱を開けると、中から出てきたのは香水だった。
「これ、Pinky Candyの数量限定香水じゃない!」
隣で凛ちゃんがはしゃいだ声を上げた。
そう、箱の中に入っていたのはロリータファッションの中でも人気の高いブランド“Pinky Candy”が出している数量限定の香水だったんだ。
でも、確か発売数日で完売してもう手に入らないと言われていたはずなんだけど…と疑問に思っていると、「美雲さんに用意してもらった」と皇月先輩が口にした。
「七星くんから相談を受けて、特別ルートで頼んだの」
「ありがとうございます!大事に使います!」
満面の笑みでそう言ったわたしに、美雲さんも皇月先輩も笑顔で頷いてくれた。
それからわたしも皇月先輩にプレゼントとして“王子様モデル”にちなんでクラウンデザインのペンダントを渡した。



