カワイイは最強!〜地味子のカワイイ・プロジェクト〜



「でも、油断してたらモデルも先輩のことも遠慮しないからね!」


怒ったようにそう言いながらも、如月さんの表情はどこか優しくて。


初めて認めてもらえた、そんな気がして嬉しくて。


「わたしも遠慮しないから!」


宣戦布告されているのに、笑顔でそう答えていた。


「なんか、月島さん変わったよね」


「え?」


「なんていうか……明るくなった」


「そう、かな」


だとしたら、それは間違いなく音夢としてモデル活動を始めたおかげだ。


「……今まで色々ごめん」


それはとても小さな声だったけど、わたしには確かに聞こえた。


恥ずかしそうにうつむいた如月さんに、わたしは右手を差し出した。


「これからはお互い正々堂々闘おう?」


「……うん」


一瞬戸惑いながらもわたしの手を握ってくれた如月さんの笑顔は、やっぱり綺麗だなと思った。