カワイイは最強!〜地味子のカワイイ・プロジェクト〜



「そう。本当は偶然見かけたからじゃなくて、美夢のこと知ってたからだよ」


「…そうだったんだ…」


ずっと不思議に思ってた。


いくら生徒会長とは言え、なんの接点もない1年生がいじめられてるところを見かけたからって助けてくれた上にシンデレラプロジェクトの候補にまでするなんて…って。


なんでわたしなんだろうって。


でも、今の先輩の話で全てが繋がった。


「ずっと美夢に言いたかったんだ。あの時声をかけてくれてありがとうって」


「…そんな…わたしの方こそ…」


いじめられた時、助けてくれただけじゃない。


撮影の時も、プロジェクトの時も、いつだって先輩はわたしの背中を押してくれた。


「俺はあの時からずっと美夢のこと好きだから」


「………」


うそみたい。夢みたい。


だって…ずっと憧れてた皇月先輩から“好き”って言ってもらえるなんて。


「…美夢…」


涙が止まらないわたしを優しい声で先輩が呼んで遠慮がちに手が伸ばされた、その時。