わたしが学園で有名なもうひとつの理由。
それは、“音夢”という名前で雑誌のモデルをしているから。
最初はいきなり皇月先輩にスタジオに連れていかれて、言われるがまま必死にやっていた感じだけど、だんだん違う自分になれることが楽しくなってきて。
さっきみたいにファンですって言ってくれる人も増えて、もっとモデル活動してみたいなって思うようになった。
もともと地味子でモデルなんて華やかな世界に全く縁がなかったわたしだけど、密かに女子中高生の間で人気のファッション雑誌『Sweet Girls』で活躍している皇月先輩と夜咲 凛ちゃんに憧れていたから。
だから、冬休みの間に両親と美雲さんに話をして、正式に皇月先輩と凛ちゃんが所属する事務所に入って、芸能活動を始めることにしたんだ。
憧れのふたりと一緒にモデルの仕事をしているなんて、本当に夢を見ているみたい。
「見て見て!この凛ちゃん可愛い~!」
「ホントだ、このドレス欲しい~!」



