アヤカシKiss

「ん?
どうした?煉華〜。」

「あっ…いや。
ごめん俺、用事思い出した。
先帰る。」

「煉華…?」

俺はゲーセンから流る冷房から熱い季節特有の温度を感じながら外を出た。

「おい。
花恋はどうした?
どうなってるのか教えろ。」

俺はズボンの中からある物を取り出した。
それは、世の中で言う式神のような〝者”。

式神は紙のような物で出来てるが、
貴族では紙で使う式神は使う際に術を発動させるのは簡単だが、紙なものだから燃えやすく、
場所をとるため意外と不便だ。

なので、俺達には少し使い方が便利な式神を使ってる

「俺の答えに応えろ」

キラキラと白く宙に輝くのが俺の式神。
「楔式獣(せっしきじゅう)」だ。
自ら意識があり、束になって相手の懐を纏、
その場所を示したり、攻撃する。

だが、  

「……分かった。
見つけ出したらお前らに好きなだけお菓子やるよ。
だから応えろ。」

少しワガママな所がある。
 
そうして楔式獣は白く宙を舞い暗闇の中、
花恋がいると思われる場所へと動いた。

「花恋…俺が必ず見つけ出して
助けるからな…待ってろ。」