アヤカシKiss

時刻は夜になり
世の人間は眠り、妖怪は遊び出す時…。

水竜と鬼の血をひく煉華は
同じ学校に通う仲の良い男友達と
ゲームセンターに来ていた。

3人の男友達と…

「なぁなぁっ!!
あの女の子! 
肌をあんなに男どもに見せつけやがって…
……俺には感じるぜ…分かるぜ…

あの女の子こそ!!
このゲーセンの商品を取れる
ゲーセンの神様!仏様だって言うことをっ!!
俺、あの女の子にナンパしてくるっ!
お前らは此処で待ってろっ!!
いざ!
ヒーローっ!!とつげ…痛っ!!」

「うるさい!
お前はどうしていつも意味の分かんねぇ事を考えて行動を起こすんだっ?!
ゲーセンだから大きな声出しても良いって訳じゃねぇーんだからな!
ほら、くだらねぇ事しないで早く家に帰るぞ。」

「えぇ〜!
まだ5時間しか経ってないんだぞっ!!
遊び足りねぇぜ!!
俺の夜は終わらねぇ〜ぞっ!!
ゲーセンの商品を全部取るまで帰れまてんだ!!
おぉ〜!!
俺の魂は燃えてるぞ〜!!」

「……弥二郎(やじろ)の誘いなんて止めとけば良かった…」

「止めた所で、俺達を無理やり連れ出すのが
弥二郎の悪趣味だろ。真冬(まふゆ)諦めろ。」

「そんな唯愛(いちか)はどうなんだよ。」

「俺は今、楽しければ良いからな〜。で、煉華…。お前はどうしてそんなに落ちこんでんだ?弥二郎も真冬も俺も気になってるんだがな。」

「そうに見えるか?俺は別に落ち込んでないけどな」

俺にそう語ったのは唯愛と真冬、弥二郎という俺と同じ貴族の妖怪。

いわば、御曹司って言うところだ。