アヤカシKiss

俺には昔からの記憶がある。

それは俺が千年という長い月日を生きていたから。

俺の両親はもうとっくの昔に亡くなってる。

父親は氷と水を操る水竜
母親は鬼の血をひく鬼の一族。 

こうして見ると強いイメージの妖怪に見えるが、
実はそうだ。
それにしかならない。

だが、俺の両親は亡くなった。
それは俺の力が制御がきかなく、
千年前の江戸の町、乱(ちょう)という町を破滅させる危険な事態があり、
その時に俺の両親は己の力を使い、俺の暴走を止めたと、俺の爺ちゃんが言ってた。 

そして、俺の両親代わりとして
一般人…と言うより普通の人間…。
だが、貴族の優しい親子に育ててもらった。

話しは変わるが、
俺には幼馴染がいる。
俺はその幼馴染、花恋に恋してる。
今も好きだ。

一目見たときから…

運命の女の子だと思った。

だが、昔…。

花恋は昔からいる。
俺の側にそっと静かに眠りながら…。
俺はその花恋の愛しい瞳が開くのを待ちわびていた。
花恋と言う名前に似合う桃色の可愛い瞳。

そして、その日は来たんだ。
やっと…。