アヤカシKiss

人は誰しも恋をする。
それは妖怪も同じ…。

幼い頃にお母さんに教えてもらった言葉。

その時、私はその言葉を信じて
ある〝幼馴染”に恋をした。

『大好き!』

そして強引にほっぺにキスをした。

ドキドキした。
私の想いが伝わるように、と。

だけど、現実はそう想ってるほどに届かなくて…。
 
『は?
何言ってんの?
僕が君に恋するわけないだろ。
他をあたってくれ』
     
えっ?

それはどういう意味?

人間は恋するんじゃないの?
妖怪の貴方も…。  
 
どうやら私はお母さんの言葉を真に受けていたらしい
 
でも、信じたいと想ったの…。
 
私の願いを…
いつか叶えてくれますようにって。

神様に…。 
妖怪に…。

そして、時が経ち。
私は15歳に、彼は17歳になった。