「過呼吸を起こしているようですが、休みますか?」
私は思い切って頷く。
彼が推しであるかなんてどうでもいい。
今はとにかく薬代わりの何かが欲しい。
「……僕のうち近いので、そこ目指しましょうか」
差し伸べられた彼の手は温かみがなく、人間のもののように思えなかった。
人前だというのに、めそめそと泣いている私に対し不機嫌になることもなく、ただ歩いている彼。
宮瀬朔太朗のそっくりさん。
ふぅふうと息を落ち着かせて、もう一度彼の顔を見てみた。
やはり、本人としか思えない。
ピンクのウルフヘアは宮瀬くんよりちょっと長いけど
顔立ちも、ほぼ同じ。
一つ言うと、ほくろが少し不自然に見えただけ。
ほ、本人なわけないよね。流石に。
でも、似てるなあ。
さては双子の弟とか?いやでも双子とかエピソードの宝庫だしトークバラエティ番組で話さないわけないか。
「つきましたよ」
彼が言う。
見上げたそこは真っ白で無機質感の強い外壁が特徴の大型施設だった。
私は思い切って頷く。
彼が推しであるかなんてどうでもいい。
今はとにかく薬代わりの何かが欲しい。
「……僕のうち近いので、そこ目指しましょうか」
差し伸べられた彼の手は温かみがなく、人間のもののように思えなかった。
人前だというのに、めそめそと泣いている私に対し不機嫌になることもなく、ただ歩いている彼。
宮瀬朔太朗のそっくりさん。
ふぅふうと息を落ち着かせて、もう一度彼の顔を見てみた。
やはり、本人としか思えない。
ピンクのウルフヘアは宮瀬くんよりちょっと長いけど
顔立ちも、ほぼ同じ。
一つ言うと、ほくろが少し不自然に見えただけ。
ほ、本人なわけないよね。流石に。
でも、似てるなあ。
さては双子の弟とか?いやでも双子とかエピソードの宝庫だしトークバラエティ番組で話さないわけないか。
「つきましたよ」
彼が言う。
見上げたそこは真っ白で無機質感の強い外壁が特徴の大型施設だった。

