その言葉に、思わずこちらも笑みを返した――その瞬間。
ガチャッ。
「ねぇ、さっきさー、レオがでっかい花瓶運んでたんだけど――」
お嬢様が勢いよく入ってきた。
「お、お嬢様!」
レイの半裸姿を目にした瞬間、お嬢様の顔が真っ赤になる。
「え、し、失礼しました!!」
バタンッ!
扉が閉まる。
……と思ったら。
ガチャッ!!
「レイさん!!」
「は、はいっ」
レイがびくっと返事をする。
お嬢様は今度は迷いなく部屋に入ってきた。
「お嬢様、だめです!」
私は慌てて前に立ちふさがる。
「なんで!? ちょっとだけ! ちょっとだけ見せて!!」
「いま着替え中ですよ! はやく出てください!」
「いや! せっかくの目の保養なんだよ!? こんな機会ないんだよ!?」
「殿下に見せてもらえばいいでしょう。あの人なら喜んで脱ぎますよ」
「ちがうんだよー!」
お嬢様は私の腕を押しのけようとしながら、必死に訴える。
「ディランの身体は綺麗だけど……私が気になるのはレイさんのほう!!」
抵抗が強い。
というか、気持ちが強すぎる。
レイはタオルを胸に当てたまま、困ったように笑っている。
「お嬢様……落ち着いてください」
「落ち着いてるよ!? むしろ冷静だよ!? だって……」
お嬢様はレイを指さし、真剣な顔で言った。
「こんな綺麗な筋肉、見逃せるわけないじゃん!!」
「お嬢様、聞こえてます」
「ひゃっ……! ち、違うの! その……純粋に興味が……!」
お嬢様は両手をぶんぶん振りながら、しかし視線はレイの筋肉に釘付け。
「レイさん、背中も見せてもらっていいですか?」
「お嬢様!?!?」
レイはさすがに後ずさる。
「だって……すごいんだもん……!」
お嬢様の目は完全に“美術品を見る目”だった。
ガチャッ。
「ねぇ、さっきさー、レオがでっかい花瓶運んでたんだけど――」
お嬢様が勢いよく入ってきた。
「お、お嬢様!」
レイの半裸姿を目にした瞬間、お嬢様の顔が真っ赤になる。
「え、し、失礼しました!!」
バタンッ!
扉が閉まる。
……と思ったら。
ガチャッ!!
「レイさん!!」
「は、はいっ」
レイがびくっと返事をする。
お嬢様は今度は迷いなく部屋に入ってきた。
「お嬢様、だめです!」
私は慌てて前に立ちふさがる。
「なんで!? ちょっとだけ! ちょっとだけ見せて!!」
「いま着替え中ですよ! はやく出てください!」
「いや! せっかくの目の保養なんだよ!? こんな機会ないんだよ!?」
「殿下に見せてもらえばいいでしょう。あの人なら喜んで脱ぎますよ」
「ちがうんだよー!」
お嬢様は私の腕を押しのけようとしながら、必死に訴える。
「ディランの身体は綺麗だけど……私が気になるのはレイさんのほう!!」
抵抗が強い。
というか、気持ちが強すぎる。
レイはタオルを胸に当てたまま、困ったように笑っている。
「お嬢様……落ち着いてください」
「落ち着いてるよ!? むしろ冷静だよ!? だって……」
お嬢様はレイを指さし、真剣な顔で言った。
「こんな綺麗な筋肉、見逃せるわけないじゃん!!」
「お嬢様、聞こえてます」
「ひゃっ……! ち、違うの! その……純粋に興味が……!」
お嬢様は両手をぶんぶん振りながら、しかし視線はレイの筋肉に釘付け。
「レイさん、背中も見せてもらっていいですか?」
「お嬢様!?!?」
レイはさすがに後ずさる。
「だって……すごいんだもん……!」
お嬢様の目は完全に“美術品を見る目”だった。

