一週間後
列車の白い息が、茜色の空へとゆっくり溶けていく。
私たちはホームの端に並んで立っている。
レオ、ルイ、ユウリ。
セナとテオ。
そして――旅支度を整えたトワ。
「忘れ物はありませんか?」
ユウリの問いに、
「はい、大丈夫です」
トワはきちんと背筋を伸ばして答えた。
「ほんとに学校行くだけなんだよな?」
レオが半信半疑で言う。
「はい。ちゃんと戻ってきます。
ただボランティアの件中途半端になってしまいすみません」
トワが少し名残惜しそうに話す。
「それは気にしなくていいからな!
また戻ってきた時にでも一緒にいけばいいし!」
レオがトワの頭をなでる。
「はい!」
明るい声。
変わらない笑顔。
なのに――
(……なんでだろう)
胸の奥に、ほんのわずかなざわめきが残った。
理由は分からない。
ただ、いつもより少しだけ大人びて見えた。
汽笛が鳴る。
低く長い音が、別れを急かす。
「じゃあな、トワ!」
「手紙、必ず出してくださいね」
皆が口々に声をかける中、
私は一歩、前へ出た。
列車の白い息が、茜色の空へとゆっくり溶けていく。
私たちはホームの端に並んで立っている。
レオ、ルイ、ユウリ。
セナとテオ。
そして――旅支度を整えたトワ。
「忘れ物はありませんか?」
ユウリの問いに、
「はい、大丈夫です」
トワはきちんと背筋を伸ばして答えた。
「ほんとに学校行くだけなんだよな?」
レオが半信半疑で言う。
「はい。ちゃんと戻ってきます。
ただボランティアの件中途半端になってしまいすみません」
トワが少し名残惜しそうに話す。
「それは気にしなくていいからな!
また戻ってきた時にでも一緒にいけばいいし!」
レオがトワの頭をなでる。
「はい!」
明るい声。
変わらない笑顔。
なのに――
(……なんでだろう)
胸の奥に、ほんのわずかなざわめきが残った。
理由は分からない。
ただ、いつもより少しだけ大人びて見えた。
汽笛が鳴る。
低く長い音が、別れを急かす。
「じゃあな、トワ!」
「手紙、必ず出してくださいね」
皆が口々に声をかける中、
私は一歩、前へ出た。

