正直に言えば――
まだ、どこか納得がいかなかった。
私は残っていたメインのお肉を、最後まできちんと食べ切る。
冷めていても、レオの料理はやっぱり美味しい。
「レオ、ありがとう。
君は料理だけでなく、武術の心得もあるようだね。助かったよ」
殿下は涼しい顔でそう言い、まるで少し席を立った客に礼を言うような口調だった。
「い、いえ!」
レオは少し照れながら、デホラを殿下の騎士たちに引き渡す。
縄で拘束され、床に引き倒されるデホラ。
殿下はナプキンで口元を拭い、静かに立ち上がった。
「さて――
一応、聞いておこうかな」
穏やかな声。
「誰が私を殺せと命令した?」
一拍置いて、続ける。
「男爵から伯爵、いや……
公爵にでもしてやると言われたのだろう?」
デホラの肩が、びくりと跳ねる。
……図星だ。
「全く、あの人は懲りないな」
殿下は、どこか呆れたように息を吐く。
「わ、私は何も知らない……!」
デホラは必死に首を振り、殿下から視線を逸らす。
「そうだろうね。
あの人は証拠を残さない」
淡々とした声。
「だからこちらも、なかなか手が出せないんだ。
――さて、今なら自白する機会をあげよう。どうだい?」
「言うわけないだろう!!」
デホラが叫ぶ。
「お前は何も知らない!
この国の行く末をな!!」
高笑いしようとして――
突然、その声が歪んだ。
まだ、どこか納得がいかなかった。
私は残っていたメインのお肉を、最後まできちんと食べ切る。
冷めていても、レオの料理はやっぱり美味しい。
「レオ、ありがとう。
君は料理だけでなく、武術の心得もあるようだね。助かったよ」
殿下は涼しい顔でそう言い、まるで少し席を立った客に礼を言うような口調だった。
「い、いえ!」
レオは少し照れながら、デホラを殿下の騎士たちに引き渡す。
縄で拘束され、床に引き倒されるデホラ。
殿下はナプキンで口元を拭い、静かに立ち上がった。
「さて――
一応、聞いておこうかな」
穏やかな声。
「誰が私を殺せと命令した?」
一拍置いて、続ける。
「男爵から伯爵、いや……
公爵にでもしてやると言われたのだろう?」
デホラの肩が、びくりと跳ねる。
……図星だ。
「全く、あの人は懲りないな」
殿下は、どこか呆れたように息を吐く。
「わ、私は何も知らない……!」
デホラは必死に首を振り、殿下から視線を逸らす。
「そうだろうね。
あの人は証拠を残さない」
淡々とした声。
「だからこちらも、なかなか手が出せないんだ。
――さて、今なら自白する機会をあげよう。どうだい?」
「言うわけないだろう!!」
デホラが叫ぶ。
「お前は何も知らない!
この国の行く末をな!!」
高笑いしようとして――
突然、その声が歪んだ。

