少し俯いてからこちらを真っ直ぐと見る。
「君が斬りに来るなら、受けるつもりだった」
……本気だ。
冗談でも、演技でもない。
「彼女が傷つく結果になったなら。君が俺を許さないのは、当然だからね」
胸の奥が、少しだけ冷えた。
それはそうかもしれない。
お嬢様が進むと決めた…それでもだ。
「……殿下」
俺は深く息を吐く。
「俺は、貴方を信用しきれない。今回の判断が正しかったかどうかも、まだわかりません。
貴方が孤児院でのボランティアのときお嬢様の力を守ろうとしたことには感謝してます。
でもやはり…今回の件は納得できない。」
殿下は静かに頷く。
「それでいい」
「だが」
俺は一歩、距離を詰めた。
殿下の目を、真正面から見る。
「彼女を守りたいという目的は同じだ」
その言葉に、殿下はほんの少しだけ笑った。
「心強いな。君が味方でいてくれるなら」
「勘違いしないで下さい」
俺は言い切る。
「彼女の味方であって、貴方の部下になるつもりはない」
「それで十分だ」
夜風が2人の間を抜けていく。
この男は危険だ。
だが同時に――
逃げずに責任を背負う覚悟だけは、嘘じゃない。
「……一つだけ約束して下さい」
「何だい」
「次に彼女を巻き込むなら 必ず、選ばせろ」
殿下は、はっきりと頷いた。
「約束する」
まだ信用はしない。
だが――敵として斬る理由も、ない。
「君が斬りに来るなら、受けるつもりだった」
……本気だ。
冗談でも、演技でもない。
「彼女が傷つく結果になったなら。君が俺を許さないのは、当然だからね」
胸の奥が、少しだけ冷えた。
それはそうかもしれない。
お嬢様が進むと決めた…それでもだ。
「……殿下」
俺は深く息を吐く。
「俺は、貴方を信用しきれない。今回の判断が正しかったかどうかも、まだわかりません。
貴方が孤児院でのボランティアのときお嬢様の力を守ろうとしたことには感謝してます。
でもやはり…今回の件は納得できない。」
殿下は静かに頷く。
「それでいい」
「だが」
俺は一歩、距離を詰めた。
殿下の目を、真正面から見る。
「彼女を守りたいという目的は同じだ」
その言葉に、殿下はほんの少しだけ笑った。
「心強いな。君が味方でいてくれるなら」
「勘違いしないで下さい」
俺は言い切る。
「彼女の味方であって、貴方の部下になるつもりはない」
「それで十分だ」
夜風が2人の間を抜けていく。
この男は危険だ。
だが同時に――
逃げずに責任を背負う覚悟だけは、嘘じゃない。
「……一つだけ約束して下さい」
「何だい」
「次に彼女を巻き込むなら 必ず、選ばせろ」
殿下は、はっきりと頷いた。
「約束する」
まだ信用はしない。
だが――敵として斬る理由も、ない。

