目覚まし時計の音が朝を告げる。布団の中、浦里未来(うらさとみく)は「起きたくない」と目を強く閉じた。ドクドクと心臓がうるさい。
このまま朝が来なければいい。そう何度も未来は願った。自分一人だけが永遠に夜の世界にいて、誰にも冷たい目を向けられない。区別されない。そんな叶うことのない妄想にずっと逃げている。
(私なんて、いなくなればいいのに……)
未来は布団を強く握り締める。すると、布団を勢いよく剥がされた。未来が驚いて目を開けると、スーツを着た母親が鬼の形相で未来を睨み付けている。
「さっさと起きなさいよ!!この愚図!!何もできないんだから、せめて遅刻しないようにしなさいよ!!」
「……ごめんなさい」
母親は足音を立てて部屋を出ていく。未来は支度をするため、ベッドから渋々起き上がる。顔を上げた時、視界に赤いランドセルが見えた。ランドセルを見るとズシリと心が重くなる。
「学校なんて、家族なんて、みんな消えちゃえばいいのに……」
このまま朝が来なければいい。そう何度も未来は願った。自分一人だけが永遠に夜の世界にいて、誰にも冷たい目を向けられない。区別されない。そんな叶うことのない妄想にずっと逃げている。
(私なんて、いなくなればいいのに……)
未来は布団を強く握り締める。すると、布団を勢いよく剥がされた。未来が驚いて目を開けると、スーツを着た母親が鬼の形相で未来を睨み付けている。
「さっさと起きなさいよ!!この愚図!!何もできないんだから、せめて遅刻しないようにしなさいよ!!」
「……ごめんなさい」
母親は足音を立てて部屋を出ていく。未来は支度をするため、ベッドから渋々起き上がる。顔を上げた時、視界に赤いランドセルが見えた。ランドセルを見るとズシリと心が重くなる。
「学校なんて、家族なんて、みんな消えちゃえばいいのに……」


