孤独と仲間

☆*☆*☆*☆

…着いた。

目の前にある豪華客船に目を向ける。

見た目こんな豪華なのに中身は悪なんだなぁ。

そう思うけど私もその中の一人だ。

…こんなこと考えても意味ないや。

会社の三ヶ条を思い出す。

一、感情を無にせよ。
二、すべては任務に優先する。
三、存在を知られるな。


今は一番。

感情を表に出さない。

豪華客船の入り口らしき所には、客が30人ほど並んでいる。

私もそこに並び、順番を待つ。

しばらくするとガッチリとしたスーツ姿の男の人が目の前に立った。

「……夜も世も全てが並ぶとしたら。」

私はいつもより大人っぽい声調で言う。

「…明日には世が、明後日には夜が明けれる。」

「どうぞ。良い旅を。」

中に入ると、3mのシャンデリアが待ち構えていてお金をかけていることがわかった。

ボディチェックも終わり、渡された鍵の部屋に入る。

……隠しカメラ、盗聴器、確認。

部屋の隅々を確認し終え、窓から投げ捨てる。

こういうのは見つけないと逆に怪しまれるから。

……さて。

今は8時50分。出発は9時。

そして9時10分からのパーティーだ。

なにか情報が掴めるといいけど...。