孤独と仲間

「え、転校しちゃうの!?」

「…実はそうなんだよね。お父さんが遠くに転勤しちゃうから、私も着いて行かなくちゃいけなくて。」

「えぇっ!あたしカホいないと寂しぃ!」

「…ごめんね。」

「…うぅ。謝る事じゃないよ。しょうがないもんね。」

「うんうん、どこかでまた会おうよ!」

「ありがとうっ。」

涙をこぼした友達二人。

「…じゃあ、またね。」

「「…また会おうねー!」」

私が教室から出ていくと笑顔で手を振ってくれた。

…ごめん、お父さんの転勤なんて嘘。

私は1年間通った学校を出て、「優しい」の仮面を外した。

カホっていうのは偽名。

私の名前は孤月加奈(こづきかな)。

一見普通の女子高生。

でも…。

実はLEDという夜の街に出るスパイやってます。

…スパイといっても、クソな暴走族を潰したり、上からの任務を受けたりするだけ。

今では世界No.1になっていた。

…転校は、お父さんが転勤するからじゃない。

実は…。