孤独と仲間

春休みが明け、桜の花が満開された頃。

…私は、私立海王男子高校の門の前に立っていた。

オペレーションライドも無事終わり、星龍にも会わずに過ごせた。

でも...実はこの高校に青龍の幹部以上が通ってるのこと。

今の私は、加夜と同じ茶色いショートカットのウィッグ。
さすがに男子の加夜の身長には届かないから、シークレットシューズで同じくらいに。

男子にしか見えないんじゃないかな。

閉まった門を開けて、中に入った。

…私立とはいえ、でかいなぁ。

校舎を見上げる。

校内の内装は事前に調べてあるから、とりあえず職員室へ向かった。

「どうもー。今日転校してきた阿月ヨル(あつきよる)でーす。」

声をかけると、職員は私の方に振り向き1人の男性が近寄ってきた。

「おー。お前が阿月ヨルか。…しかし、なかなかだなぁ。あ、職員室、よくわかったな。」

「通りすがりの人に聞きましたー。」

「そうか。阿月はA組だ。教室行くぞー。」

軽い感じの人だな。本部長みたい。

A組には加夜と星龍幹部以上がいる。

男性がA組の教室に入ると言った。

「えーっと、転校生がいる。入ってこい。」

その合図とともにガラガラガラとドアを開けて、私は教室の中に入った。