孤独と仲間

私たちはとりあえず自己紹介をすることになった。

それよりも聞きたいことが山ほどあるんだけど。

「ボクからね。ボクはNexus(ネクサス)のレイ。よろしくね。」

そんなすぐに個人情報与えちゃうんだ。
ちなみにNexusはスパイ会社で私たちの会社とは「敵」だ。
Nexusと私達の会社は同じ頃できて、強さも僅差。それもあって、リーダー同士、嫌いだそう。リーダー通してライバルとなってるから。

「私は、普通に楽しみにきた一般客。サラ。」

絶対嘘だとわかるけど。

「一般客ねぇ。お嬢さん、OMEGA(オメガ)でしょ。」

私の会社名はOMEGA。
やっぱり私の正体知ってるんだ。

「さぁ?じゃあ、私の質問も答えて。まず、なんで私の許可なしに部屋に入ってきた?」

私は返事を待たずに言う。
それに続いてレイが淡々と言った。

「キミを狙ってるからだよ。」

……。

「……は?」

「だから、ボクはキミを追いかけ続ける。本当は今日、手合わせしたかったんだけどキミがこんな調子だとねぇ。だから、覚悟しててね。」

「…私、あなたと会ったことないでしょ。」

「さぁ。」

「私を恨んでもいるの?」

直接的な対面は記憶になし。
なぜこんなことをしているのかも、わからない。

「さぁね。さて、帰るとするよ。近々会えるから。」

は...?

レイは言い残すと、私の部屋を去って行った。

…まだ聞きたいことがあるのに。
狙ってるって何。

あぁ、やば。もうダメかも。

とりあえず気絶している男らを部屋の外に放り出して、しっかり鍵をつける。

バタン、とベットに倒れ込み、プツン、と意識が切れた。