捨て猫を拾う話




朝、日差しを感じて目覚めると、私はベッドの上でスーツを脱いだワイシャツ姿で寝ていた。


なんで着替えないで寝てたんだっけ。


ぼんやりした頭で昨夜のことを思い出す。

そのとき、キッチンの方からなにやら音が聞こえる。


はっと起き上がり、ベッドから出る。


そうだ、男の子を連れて帰ってきて...手当てしたあとそのまま寝ちゃったんだ。



キッチンに行くと、昨日の男の子がなんか作っていた。

鍋を混ぜている。いい匂い。


その匂いにつられ、お腹がぐー...っと鳴る。

昨日の夜はそういえば何も食べてないな……


じゃなくて。

顔をあげると目が合った。