五年後の約束――ランドセルに揺れた、わたしたちの初恋


 サキちゃんは、ロボケンとクミクマで、遊んでいる。

 クミは、コースターを手に取り、しばらく眺めていたけど、どこからかペンを持ってきた。
 コースターの裏側に、線画を描き始める。
 ケンのゲージュツ作品に何かを描き足す、クミの悪いクセが出たな。

 それは……ん?
 弓矢を持ち、背中に羽の生えた男の子?

 クミは、独り言のようにつぶやく。

 「ありがとう、キューピッドさん。
  
  私たちのことを見守ってくれて。
  私たちのことを物語ってくれて。

  それから……多分、あの時。
  クミクマとロボケンを光らせてくれたのも」

  あれ、ボクのこと、気づいてたの?


              (了)

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