……ねえ、尋くん。
私、ほんとに尋くんに出会えてよかった。
あの日、あのとき、私を見つけてくれたのが、尋くんでよかった。
ずっと真っ暗だった視界に、いきなり星が現れた。
ガーベラ、カランコエ、アイビー、チューリップ——小さな幸せをぎゅっと集めたみたいな人。
尋くん。私の全部、尋くんに預けてもいーい?それでも尋くん、許してくれる?
そう言ったら、きっと「全部預けて、飛び込んでおいで」なんて、優しく笑いながら言うんだろうな。
「ゼラニウムの花言葉なに?」
尋くんの声に、私はふっと微笑む。
「赤はね……」
私が尋くんと出会って、幸せを感じられるようになったように——。
尋くんも、ずっと幸せでありますように。
ほんの少しでいい。小さくてもいいから。
尋くんにとっての幸せが……私でありますように。
「君ありて幸福!」



