「もう、自分に嘘はつきたくない……もう何も、諦めたくない」
震える声が、自分でも驚くくらいはっきりと外に出た。
その言葉を口にした瞬間、胸の奥に押し込めていたものが、一気にほどけていくみたいだった。
手に持っている四葉のクローバーが、かすかに揺れる。
私は、私のことが嫌いだから。
ずっと、ずっと——嫌いで仕方なかった。
何をしてもだめで、何もできなくて、どうしようもない自分が、ただただ疎ましくて、目を背けたくて仕方なかった。
辛くても、どれだけしんどくても、自分のことを助けたいなんて、一度も思えなかった。
転んで膝をすりむいたときでさえ、「痛い」って感じる前に、どこかで「ざまあみろ」って囁く声がする。
もっと傷つけばいい、もっと苦しめばいいって、自分で自分を追い詰める声が、ずっと頭の中にあった。
死んでしまえって、早く消えてしまえって、朝も夜も関係なく、同じ言葉が何度も何度も繰り返される。
でも——
いざ、本当に消える瞬間を想像すると、胸がひゅっと縮んで、呼吸が浅くなって、怖くなってしまう。
ああ、きっと私は、そんな勇気すら持っていないんだって思い知らされるの。



