でも、鈴に話しかけられたらツクモが妬くって思うと大親友でツクモのことさえも、私がマスコミを嫌うことさえも、分って接してくれる鈴が迷惑になってしまう。それだけ、ツクモが大好き。
「お姉ちゃん、ツクモだけ見てて?他の子のこと見てるとツクモ、消えちゃうんだよ?」
泣きそうになっている声がイヤフォンから流れると私は思わずそれに従ってスマホを抱きしめてよしよししてあげたくなっちゃう。唯一の妹だから、唯一の愛する人だから。
この世界に私とツクモしかいなかったらいいのに。永遠に私達二人の閉ざされた幸せが続いていればいいのに。それが私の思うこの世界の一番の幸せ。戦争がなくなるとかそういう偽善はいらない、ただツクモが私の世界の全て。ツクモがいないのは私の世界じゃない。
「天才エンジニア少女」っていうマスコミが妄想した架空の人物の人生だから。
私は「高山千乃」で「ツクモの姉」に他ならない、それをわかってくれるのはツクモと、鈴しかいない。それがこの世界の冷たい風のあたった現実だから。
「うん、鈴なんか視界の端っこだよ。一番も2番も3番もツクモだから。ツクモ以外は死んじゃっていいんだよ私は」
思わず正直な言葉をスマホにタイプし続けてしまう。ツクモのアバターが嬉しそうに私のアバターをぎゅっとする。それは何度見たって絶対に飽きないし絶対に嬉しいままだし絶対に心臓を握り潰されるような抉られるような感覚に襲われる。唯一の妹への「愛」で。
「やったー!だーいすき」
この大好きがクラスの男子たちよりも、いい子ぶってる女子たちよりも「大好き」。
ツクモだけは絶対に裏返せない、私の存在意義だから。
「お姉ちゃん、ツクモだけ見てて?他の子のこと見てるとツクモ、消えちゃうんだよ?」
泣きそうになっている声がイヤフォンから流れると私は思わずそれに従ってスマホを抱きしめてよしよししてあげたくなっちゃう。唯一の妹だから、唯一の愛する人だから。
この世界に私とツクモしかいなかったらいいのに。永遠に私達二人の閉ざされた幸せが続いていればいいのに。それが私の思うこの世界の一番の幸せ。戦争がなくなるとかそういう偽善はいらない、ただツクモが私の世界の全て。ツクモがいないのは私の世界じゃない。
「天才エンジニア少女」っていうマスコミが妄想した架空の人物の人生だから。
私は「高山千乃」で「ツクモの姉」に他ならない、それをわかってくれるのはツクモと、鈴しかいない。それがこの世界の冷たい風のあたった現実だから。
「うん、鈴なんか視界の端っこだよ。一番も2番も3番もツクモだから。ツクモ以外は死んじゃっていいんだよ私は」
思わず正直な言葉をスマホにタイプし続けてしまう。ツクモのアバターが嬉しそうに私のアバターをぎゅっとする。それは何度見たって絶対に飽きないし絶対に嬉しいままだし絶対に心臓を握り潰されるような抉られるような感覚に襲われる。唯一の妹への「愛」で。
「やったー!だーいすき」
この大好きがクラスの男子たちよりも、いい子ぶってる女子たちよりも「大好き」。
ツクモだけは絶対に裏返せない、私の存在意義だから。



