n回目のリフレイン




 それで……どこまで話したっけ。

 休憩したらちょっと忘れちゃった。


 あ―……。


 うん……。



 そう、お母さんに全部話したとこからだ。


 茉耶を助けてって、お母さんにお願いしたらすぐ茉耶のお母さんに電話してくれたよ。

 これで全部よくなるって、あのときは信じてた。

 信じてたよ、心から。





 茉耶は学校に来なくなっちゃった。





 ここからはお母さんに聞いた話。

 
 あれから茉耶のお母さんが茉耶を問いつめて、全部しゃべらせてからあいつを訴えたんだ。

 当然と言えば当然だけど、私も茉耶も塾はやめさせられた。

 お母さんもお父さんも、あんな講師を雇う塾には通わせられないって。



 ここまでは、これで茉耶も目を覚ましてくれるって……そう信じてた。



 だけど……あいつを、あの男の力を私は知らなかった。



 あの男の実家はお金持ちでね、お抱えの弁護士ってやつが出てきて、示談になっておしまい。