(俺)と「私」の諸事情



「AXISaudition」

その声に参加者達はキャー!!と、ライブ会場のように叫び始めた。

…前半参加者はこんなんならなかったけど...。

な、なんというか、後半参加者って、推し活するためにきたんかな...。

前半、超ストイック?プロ意識が高いとか?

キャーキャー叫ぶ声がだんだんと落ち着いてくる。

ははは。セツヤも大変だなぁ。

「どうも。今回、AXISaudition司会のセツヤがお送りいたします。どうぞ、よろしく。」

ギャアアアアア!!と、登場の時よりも激しい叫び声。

というより、悲鳴かな?

「今日の放送は、一次審査、結果発表ということで。
みなさん、ドキドキしますねぇ。」

うん、俺は別の意味でドキドキしてるよ。

「では、さっそくですが…。人数から発表していきます。」

…あぁ。人数は決まっていないんだっけ。

人数が多いほど俺の死ぬ確率が下がる。

…あれ?

もし、この中の全員が一次審査合格基準に達成していなかったら...?

全員脱落で、今回は一次審査で終了?

その可能性も、ゼロではないのか...!

そうなったら俺の命は即終了。
…それはないと考えよう。

水谷蘭がいるし、全員脱落ってことはないか。

となると1人勝ち?

いや、後半者の方にも水谷蘭みたいな奴がいるかもしれない。

…ちょっとまて?

全員脱落があるならその逆もありえる。

全員合格。

…それはないか。
でも、それが一番いいけど。

白いモニターがセツヤの後ろに下がってくる。

…さて、何人か。

モニターに黒い背景が映る。

白いフォントがだんだんと浮かび上がった。

そこに書いてあるのは...。