(俺)と「私」の諸事情



今は、4時。

俺はスタジオでダンス練習をしていた。

AXISauditionは1回目、2回目、3回目で思ったよりの利益が出て今回も個人審査では個人スタジオが用意されていた。

さすがAXIS。

なのでいくら声が本質になったり裏返ったりしても全然気にしないで練習できる。

あ、声はルームメイトに挨拶するときにとっさにでた声で、ガラスの細工のような透き通った女の子らしい声になった。

だから歌が低くなるときとかに本質になりがちだ。

俺の本当の声はもうちょっと低い。

まぁ、男子だからな。

Silent Voltageは、男性アイドルの曲だから歌は全体的に男性の声よりも少し高いくらいで学生女子が歌うには少し低い。

だから低いトーンのところは俺の男のときの声でないとかすれてしまう。

だから、少しトーンを上げようと思ったんだけど...。

今気づいてしまった。

これ、父親が怒るだろうなって。