ただその場から立ち去りたいのに、足は廊下に張り付き動かない。 目線は由佳と栗原が抱き合う姿から離れない。 ただ、呆然と二人の姿を見ていた。 暫くすると二人は少し離れ唇同士が引っ付きキスをした。 ただ、一度だけ俺もあの唇にキスをし由佳を求めた。 二人がキスしているシーンを見ていると、どうしようもない苛立ちが出てくる。 .