私が並んでるから席取っといてくれる?とそらちゃんが言うのでお金を渡し、渋々そらちゃんと離れる。
うちは公立高校なので特別食堂が綺麗な訳では無いけど、親しみやすい食堂のおばちゃんが醸し出す優しくてあったかい雰囲気が食堂全体に広がっていて、とても落ち着く空間。
とは言え、まだ早めに来た方だったのか席は沢山空いていたのでそらちゃんが分かりやすいように真ん中の列の1番キッチン側の2席を取った。
こういう時のために持っていた小説を開き、そらちゃんを待つことにする。
こういうガヤガヤした所だと逆に集中して本を読めたりするんだよね。
「……守咲ちゃんじゃん!」
誰かが私を呼ぶ、男の人の声が聞こえてパッと目線をあげる。
すると全く知らない緑色のネクタイの先輩と目が合う。
…なんだ、橘先輩、かと思った…
バクバク鳴る心臓を隠すように、閉じかけていた小説を開き、続きの行に目線を持っていく。
…心臓が、うるさい。
さっきまで集中して読めていた小説はただの文字の羅列に見え、目線を動かし文字を脳内で復唱するも、1文字も頭に入ってこなくなった。
うちは公立高校なので特別食堂が綺麗な訳では無いけど、親しみやすい食堂のおばちゃんが醸し出す優しくてあったかい雰囲気が食堂全体に広がっていて、とても落ち着く空間。
とは言え、まだ早めに来た方だったのか席は沢山空いていたのでそらちゃんが分かりやすいように真ん中の列の1番キッチン側の2席を取った。
こういう時のために持っていた小説を開き、そらちゃんを待つことにする。
こういうガヤガヤした所だと逆に集中して本を読めたりするんだよね。
「……守咲ちゃんじゃん!」
誰かが私を呼ぶ、男の人の声が聞こえてパッと目線をあげる。
すると全く知らない緑色のネクタイの先輩と目が合う。
…なんだ、橘先輩、かと思った…
バクバク鳴る心臓を隠すように、閉じかけていた小説を開き、続きの行に目線を持っていく。
…心臓が、うるさい。
さっきまで集中して読めていた小説はただの文字の羅列に見え、目線を動かし文字を脳内で復唱するも、1文字も頭に入ってこなくなった。
