溺愛センパイと雨空の下で。

気が付けばミ゛ーンミ゛ーンと蝉が鳴く季節になり
2週間後に迫った期末テストさえ乗り切れば、無事夏休みに入る。

席替えで運良く窓側4列目になった私は晴天の日はよく外の景色を眺める。

あのおっきい入道雲の先には何があるんだろうか。
空に浮かぶ真っ白の雲をずっと見ていると、お魚さんや恐竜が浮かんで見えてくる。

それがなんだか不思議で、おもしろくて良く晴天の空を眺めている。


「って、ねぇ!授業終わったしご飯いこ?」
「えっ、あっうん!」


もぅ何ぼーっとしてるの!と怒るそらちゃんはいつも通りカッコ可愛い。
いつもお弁当派の私たちなんだけど、今日は新学年になってから初めての食堂。

食堂で期間限定ハンバーガーが販売するらしくて、それを食べるために今日はお弁当は無しにしてもらった。

食堂自体、年に2.3回行く程度なんだけど
たまに行くとメニューが変わってたりして楽しいんだよね。


「うわっ、ほら!めっちゃ並んでるじゃん!」
「ほ、ほんとだね…」
「時雨、お腹大丈夫?…多分10分くらい待たないと注文できなさそうだけど」
「ぜーんぜん大丈夫だよっ!ハンバーガー楽しみっ!」