君に捧げるアイラブユー




心臓が壊れそうなくらいドキドキしてるし、どこに視線を置けばいいのかも分からないし、近すぎる距離に頭が追いつかない。



「東、私重いからさ…!」



せめてもの抵抗でそう言ってみる。少しでもこの状況を変えたくて。でも。



「どこが?」



東は即答だった。



「むしろ軽すぎて心配になるくらいなんだけど」



さらっとそんなことを言うから、余計にどう反応していいか分からなくなる。



「…うぅ…」



そっちこそ、どこが?だよっ。


別に特別細いわけでもないし、普通だと思うし、それなのにこんなに簡単に持ち上げられるなんて思ってもみなかった。


というか、東の腕の力どうなってるの?こんな軽々と……。



顔を上げればすぐ近くに東の横顔があって、目を逸らしても意味なんてなくて、全部が近すぎる。