君に捧げるアイラブユー




「…うぅ…」



口を開こうとしたのに、うまく言葉にならない。代わりに漏れたのは、情けない声だった。



「どうしたの!?」



ああ、もう、本当にかっこ悪い。運動なんて得意でもないくせに、調子に乗って余所見なんてしてた私の自業自得だけど!



「あのね、三木…」



一人で歩けないから、先生呼んできてくれる?

そう言おうとした、そのときだった。



「西宮!」



後ろ、体育館の入り口のほうから、はっきりと私の名前を呼ぶ声が響いた。聞き慣れた声に、思わず顔を上げる。



「…東?」



目を凝らすと、そこには息を切らしながらこちらに向かって走ってくる東の姿があった。

どうしてここに、なんて考える間もなく、東はあっという間に私たちのところまで駆け寄ってくる。