君に捧げるアイラブユー




ぎこちない足取りのまま更衣室にたどり着き、なんとか制服に着替えた。
何もなかったみたいな顔をして、いつも通り教室へ向かう。

渡り廊下に出た瞬間、ひやりとした風が頬を撫でた。でもその涼しさなんてどうでもよくなるくらい、右足の痛みはどんどん強くなっていく。


痛い。痛い、痛い、痛い。もう、普通に歩くのもつらいくらいに。

涙が出そうになるのを必死にこらえる。

前を歩く三木の背中が、少しずつ遠くなっていく。追いつきたいのに、足が思うように動かない。だんだんと視界もにじんできて、思わず近くの手すりに手を伸ばして、その場に立ち止まった。

これ以上は、無理かもしれない。



「すぐり?」


前を歩いていたはずの三木が、振り返ってこちらを見ていた。そして、私が止まっていることに気づくと、すぐに駆け寄ってくる。



「…うぅ…」



口を開こうとしたのに、うまく言葉にならない。代わりに漏れたのは、情けない声だった。



「どうしたの!?」



ああ、もう、本当にかっこ悪い。運動なんて得意でもないくせに、調子に乗って余所見なんてしてた私の自業自得だけど!