偽カノ始めたら、彼の本気が止まらない件

今更、何言われても気にはならないけれど、みんなこちらを見ながらヒソヒソするから、隣のこの彼の影響力ってすごいんだなって改めて思った。


「すっごい見られてるね」

「みんな、悠斗の事見てるんだよ」

「あはは。でも、一緒にこうやって登校すれば、周りにアピールできるでしょ?効果抜群」


小さな声で言って、彼は満足そうに笑う。

確かに、たくさんの人に見られてるし、効果抜群なのは悔しいけれど否定できない。


「あー、できれば昼休みも一緒にいたいんだよなー」

「え?別々に過ごす時間なくない?」

「それくらい仲いいんですよって思わせられるじゃん?牽制にもなるし」

「そうかもしれないけど……」


効果的なのはわかるけど、四六時中一緒なのはストレスたまりそう。