偽カノ始めたら、彼の本気が止まらない件

サッカー部のすごい人……名前忘れちゃったけど、その人から守ってもらった上、偽カノ契約を交わした翌日。

朝起きた時、メッセージが入ってた。


『おはよう!今日もいい天気ー!駅の改札で待ってるから、気を付けて来てね』


……夢かと思っていたけれど、やっぱり現実だったらしい。

おはようのメッセージの前にもやり取りが残っているので、昨日の事は現実で。

今日から本格的に恋人ごっこのスタートとなる。

やるからにはしっかりやらないとね。


「……よし」


気合いを入れて、私は学校へ出かける準備を始めた。




「おはよ、雫」


電車を降りて改札口へ行くと、片手を上げて微笑む彼がいた。

それを見て、ドキッとしてしまうけれど、これは演技演技……と自分に何度も言い聞かせる。

深呼吸をした後、私は彼の元へ歩み寄った。


「おはよう、桐……悠斗」