「ベンティのバニラクリームフラペチーノで、無脂肪ミルクに変更、チョコレートチップ追加、チップ多め、チョコレートソース追加、キャラメルソース追加、ホイップ多め、バニラシロップ少なめでお願いしまーす」
「あ、えっと、あ、じゃあ私このチラックスソーダ?のピーチで」
は、初めて来ます。
注文からわかるように、神部さん、絶対常連さんですよね…?
メロンソーダらしきものもないので、ピーチを頼みました。
窓際の席に促されて座ります。
私はずっと気になっていたことを口にしました。
「なんでカラオケ…抜けてきたんですか?」
「え、いやぁ…」
そういうと、彼女は恥ずかしそうに口を開きます。
「だって…つむちゃんと話せる機会なんてあんまりないでしょ?抜けてきちゃった」
そう言われると、私の目頭がじんわり熱くなりました。
つむちゃんって呼んでくれた…!
「あみちゃん…」
「うわっ、嬉しい!」
二人で感動を味わっていると、急にあみちゃんが窓ガラスの方を向きました。
私もそっちを向くと、しのが手を振っています。
あみちゃんはぶんぶんと、私は控えめに手を振りました。
するとしのは小走りで店に入ってフラペチーノを注文した後私たちの座っている席にきました。
「ちょっと神部あみ!二人で抜け駆けとか許さん!」
憤慨した様子でフラペチーノをズズズと啜るしの。
「違うんです、これは…っ」
慌てて弁解しようとすると、急にあみちゃんが身を乗り出しました。
びっくり。
「折倉しの!?折倉しの!?」
「え、あ、うん。折倉しの、アイアム折倉しの」
押されながらしのが答えると、急にあみちゃんがスマホを出して、頭を下げて私たち二人の間に差し出してきました。
え、なんだろう…?
「もしよかったらなんですけど…連絡先、交換、してくれませんか!」
予想外のことに私としのは一瞬固まりましたが、すぐにしのが肩を揺らして笑い始めました。
「神部あみって陽キャだから怖いって思ってたけど、めっちゃ可愛いじゃん!先輩づらしちゃうけど!」
「ぜ、全然いいですよ!交換しましょ!」
そうして交換した後、急にあみちゃんが話題をぶっ込んできます。
「っていうかつむちゃん、黒川好きなの!?」
「は、はい。一応、一年生の時から…」
「えー!めっちゃ一途じゃーん!」
私が顔を赤らめていると、負けじとしのが参戦してきました。
「告白しようとしてラブレター書いてたら、なんか言葉に詰まったんだよね!?」
「うそっ、可愛い!つむちゃん可愛い、恋する乙女だ!」
「えっ、あっ、はい、でももうちょっとしたら卒業しちゃうじゃないですか」
おどおどしながら言うと、二人は顔を見合わせた。
「え、まだ二学期始まったところじゃない?」
「そうだよね?あ、あみちゃんって呼んでいい?」
「もちろん!しのちゃんって呼ぶね!」
うわあ、この二人、気が合いそうですね。
そんな二人を見ながら私はチラックスソーダをすすりました。
美味しいっ…!
そんな私を見てあみちゃんが笑顔になります。
「チラックスソーダ、美味しいよね!私も好き」
「え、あみちゃんそんなココ通ってるの?」
「なんか注文もすごい長いの頼んでましたよね」
「ふふーん。一応これでも月3くらいできてるから」
すげえ…今どき女子って感じですね。
「あ、そうだ、あれは?告白、お得意のメロンソーダでやったら?」
しのが急に思いついたように言いました。
「「メロンソーダ?」」
「そうそう。なんか先に相手に渡して、『ふらないで』って言って渡すやつ」
「あー、知ってる!ラベルの後ろとかに好きですって書くんでしょ?」
「それ!」
「そんなのあるんですね!」
すごく素敵な方法だと思いました。
「でもそんなこと言っても黒川さんはふりそうじゃないですか?」
するとあみちゃんが心底驚いたような表情でこっちを見ました。
「何言ってんのー!だから、今からふられないように頑張るんじゃん」
「…へ?」
「たとえば、黒川の好きなタイプ聞いて近づけるよう努力するとか!ほんと頑張れ、つむぎ」
「そうそう!つむちゃんなら努力家だからできるって。知らんけど」
「黒川さんの好きなタイプ…って、なんでしょう…」
すると二人は急に黙り込みました。
数秒か続いたんですが、急にあみちゃんがスマホを取り出します。
「そういえば待って。私彼氏できた時に黒川に好きなタイプノリで聞いたわ」
「おおお有力情報!」
「ぜひ聞きたいですっ」
あみちゃんは何回か画面をスクロールした後、画面を凝視し始めました。
「えっと…『不器用なくらい優しいけど、自分の芯を持ってる子』だって」
言い終えると、しのがじっとこちらを見てきました。
「それ、もうつむぎのことじゃん」
「えええ!?違いますって!芯持ってませんもん、私」
「ほら、不器用なくらい優しい」
「「ねー」」
待ってください!私をひとりにしないで!
それに芯がある子ってまさに黒川さんみたいな女の子ってことですよね…?
絶対無理だぁ…。
「あと、『ぶっちゃけ顔はそりゃ可愛い方がいいけど、表情豊かな子だったらなんでもいいかな』とも書いてるよ!」
「つむぎじゃん!」
「えええ、だから私そんな表情コロコロ変わりませんって!」
そうして、私たちは恋バナを楽しんだ。
「あ、えっと、あ、じゃあ私このチラックスソーダ?のピーチで」
は、初めて来ます。
注文からわかるように、神部さん、絶対常連さんですよね…?
メロンソーダらしきものもないので、ピーチを頼みました。
窓際の席に促されて座ります。
私はずっと気になっていたことを口にしました。
「なんでカラオケ…抜けてきたんですか?」
「え、いやぁ…」
そういうと、彼女は恥ずかしそうに口を開きます。
「だって…つむちゃんと話せる機会なんてあんまりないでしょ?抜けてきちゃった」
そう言われると、私の目頭がじんわり熱くなりました。
つむちゃんって呼んでくれた…!
「あみちゃん…」
「うわっ、嬉しい!」
二人で感動を味わっていると、急にあみちゃんが窓ガラスの方を向きました。
私もそっちを向くと、しのが手を振っています。
あみちゃんはぶんぶんと、私は控えめに手を振りました。
するとしのは小走りで店に入ってフラペチーノを注文した後私たちの座っている席にきました。
「ちょっと神部あみ!二人で抜け駆けとか許さん!」
憤慨した様子でフラペチーノをズズズと啜るしの。
「違うんです、これは…っ」
慌てて弁解しようとすると、急にあみちゃんが身を乗り出しました。
びっくり。
「折倉しの!?折倉しの!?」
「え、あ、うん。折倉しの、アイアム折倉しの」
押されながらしのが答えると、急にあみちゃんがスマホを出して、頭を下げて私たち二人の間に差し出してきました。
え、なんだろう…?
「もしよかったらなんですけど…連絡先、交換、してくれませんか!」
予想外のことに私としのは一瞬固まりましたが、すぐにしのが肩を揺らして笑い始めました。
「神部あみって陽キャだから怖いって思ってたけど、めっちゃ可愛いじゃん!先輩づらしちゃうけど!」
「ぜ、全然いいですよ!交換しましょ!」
そうして交換した後、急にあみちゃんが話題をぶっ込んできます。
「っていうかつむちゃん、黒川好きなの!?」
「は、はい。一応、一年生の時から…」
「えー!めっちゃ一途じゃーん!」
私が顔を赤らめていると、負けじとしのが参戦してきました。
「告白しようとしてラブレター書いてたら、なんか言葉に詰まったんだよね!?」
「うそっ、可愛い!つむちゃん可愛い、恋する乙女だ!」
「えっ、あっ、はい、でももうちょっとしたら卒業しちゃうじゃないですか」
おどおどしながら言うと、二人は顔を見合わせた。
「え、まだ二学期始まったところじゃない?」
「そうだよね?あ、あみちゃんって呼んでいい?」
「もちろん!しのちゃんって呼ぶね!」
うわあ、この二人、気が合いそうですね。
そんな二人を見ながら私はチラックスソーダをすすりました。
美味しいっ…!
そんな私を見てあみちゃんが笑顔になります。
「チラックスソーダ、美味しいよね!私も好き」
「え、あみちゃんそんなココ通ってるの?」
「なんか注文もすごい長いの頼んでましたよね」
「ふふーん。一応これでも月3くらいできてるから」
すげえ…今どき女子って感じですね。
「あ、そうだ、あれは?告白、お得意のメロンソーダでやったら?」
しのが急に思いついたように言いました。
「「メロンソーダ?」」
「そうそう。なんか先に相手に渡して、『ふらないで』って言って渡すやつ」
「あー、知ってる!ラベルの後ろとかに好きですって書くんでしょ?」
「それ!」
「そんなのあるんですね!」
すごく素敵な方法だと思いました。
「でもそんなこと言っても黒川さんはふりそうじゃないですか?」
するとあみちゃんが心底驚いたような表情でこっちを見ました。
「何言ってんのー!だから、今からふられないように頑張るんじゃん」
「…へ?」
「たとえば、黒川の好きなタイプ聞いて近づけるよう努力するとか!ほんと頑張れ、つむぎ」
「そうそう!つむちゃんなら努力家だからできるって。知らんけど」
「黒川さんの好きなタイプ…って、なんでしょう…」
すると二人は急に黙り込みました。
数秒か続いたんですが、急にあみちゃんがスマホを取り出します。
「そういえば待って。私彼氏できた時に黒川に好きなタイプノリで聞いたわ」
「おおお有力情報!」
「ぜひ聞きたいですっ」
あみちゃんは何回か画面をスクロールした後、画面を凝視し始めました。
「えっと…『不器用なくらい優しいけど、自分の芯を持ってる子』だって」
言い終えると、しのがじっとこちらを見てきました。
「それ、もうつむぎのことじゃん」
「えええ!?違いますって!芯持ってませんもん、私」
「ほら、不器用なくらい優しい」
「「ねー」」
待ってください!私をひとりにしないで!
それに芯がある子ってまさに黒川さんみたいな女の子ってことですよね…?
絶対無理だぁ…。
「あと、『ぶっちゃけ顔はそりゃ可愛い方がいいけど、表情豊かな子だったらなんでもいいかな』とも書いてるよ!」
「つむぎじゃん!」
「えええ、だから私そんな表情コロコロ変わりませんって!」
そうして、私たちは恋バナを楽しんだ。

