歪んだ愛でも、受け入れて



迷子………



「………ま、迷子?かな!」



元気よくそう言った

まあ、迷子だよね、来たことないし………



「じゃあその膝は?」

「よそ見してたら転んじゃって!」


これは本当!


「じゃあそのほっぺたは?」



なぜかどんどん距離を詰めて聞いてくる冬野くんに若干の恐怖を感じながら、嘘には勢いが大切!と自分を鼓舞して答えていく



「……っ、そ、空から、えっと、鈍器が!鈍器が降ってきて……その、激突して………い、痛かったなぁ、えへへ」

「……指の跡ついてるけど?」

「ぅえっ……うそ!」

「うそ」

「なっ………」



は、嵌められたっ………


いやここまできたら自ら嵌りに行ったとも等しいけれどっ



「じゃあその涙のあとは?」