あたしが学校に着いたときには、一限が終わって休み時間だった。
「紗英、遅いよ」
「琴音…」
教室に入るとすぐ、琴音が来てくれた。
「昨日いなかったけど、大丈夫だった?」
あーそういえば裏庭でサボったんだった。
「う、うん。大丈夫」
珍しく今日はあたしの隣の席に女子が群がってない。
そう思ったら、大野が席にいなかったのだ。
女子も全員教室にいる、となると…
「今日って大野は休み?」
これしか考えられなかった。
「ちょっと、大野って…王子様だよ!?」
琴音に聞いたあたしがバカだった。
「琥珀くん、どうしたんだろうね」
「琥珀くんいないとつまらないよ…」
近くの女子たちの会話が聞こえ、やっぱり今日は大野はいないのだと確信した。
大野がいない一日は、あれこれ言われなくて平和だったけど少し寂しかった。
やっぱり、大野がいないと女子も寂しそうだ。
また傘をささずに帰って、風邪でも引いてたりして。
流石にありえないか?
いや、普通にありえる。
大野の家を知ってたらお見舞いに行けたのにな。
まあ知らないものは仕方がないか。
*
普通の一日が終わった。
今日は隣の席の大野がいなくて、授業中に話せる相手がいなかった。
つまらない授業もやっと終わって放課後。
今日もあたしは、最終下校時間まで教室に残った。
特に理由はないけど、最近は最後まで残るのが日課だ。
生徒玄関から出ていく生徒たちを見る。
この時間が最高に好きだった。
「おい」
しばらく見ていると、後ろから声が聞こえた。
この声は大野だ。
でも何で?今日は大野、休みなんじゃないの?
もしかしたら大野じゃないのかな?
あたしは恐る恐る後ろを振り返った。
けどやっぱり、そこにいたのは大野だった。
「大野、今日休みなんじゃなかったの?」
「ただの寝坊だ。今起きた」
こんな時間まで寝てたなんて…。
大野は一体何時に寝たのだろうか。
「で、何で学校来たの?もう下校の時間だけど」
あたしはそれが気になって仕方なかった。
「暇だったから」
「は?」
よく見ると、大野はカバンを持っていない。
ということは、本当に暇つぶしで来たのかもしれない。
「紗英、遅いよ」
「琴音…」
教室に入るとすぐ、琴音が来てくれた。
「昨日いなかったけど、大丈夫だった?」
あーそういえば裏庭でサボったんだった。
「う、うん。大丈夫」
珍しく今日はあたしの隣の席に女子が群がってない。
そう思ったら、大野が席にいなかったのだ。
女子も全員教室にいる、となると…
「今日って大野は休み?」
これしか考えられなかった。
「ちょっと、大野って…王子様だよ!?」
琴音に聞いたあたしがバカだった。
「琥珀くん、どうしたんだろうね」
「琥珀くんいないとつまらないよ…」
近くの女子たちの会話が聞こえ、やっぱり今日は大野はいないのだと確信した。
大野がいない一日は、あれこれ言われなくて平和だったけど少し寂しかった。
やっぱり、大野がいないと女子も寂しそうだ。
また傘をささずに帰って、風邪でも引いてたりして。
流石にありえないか?
いや、普通にありえる。
大野の家を知ってたらお見舞いに行けたのにな。
まあ知らないものは仕方がないか。
*
普通の一日が終わった。
今日は隣の席の大野がいなくて、授業中に話せる相手がいなかった。
つまらない授業もやっと終わって放課後。
今日もあたしは、最終下校時間まで教室に残った。
特に理由はないけど、最近は最後まで残るのが日課だ。
生徒玄関から出ていく生徒たちを見る。
この時間が最高に好きだった。
「おい」
しばらく見ていると、後ろから声が聞こえた。
この声は大野だ。
でも何で?今日は大野、休みなんじゃないの?
もしかしたら大野じゃないのかな?
あたしは恐る恐る後ろを振り返った。
けどやっぱり、そこにいたのは大野だった。
「大野、今日休みなんじゃなかったの?」
「ただの寝坊だ。今起きた」
こんな時間まで寝てたなんて…。
大野は一体何時に寝たのだろうか。
「で、何で学校来たの?もう下校の時間だけど」
あたしはそれが気になって仕方なかった。
「暇だったから」
「は?」
よく見ると、大野はカバンを持っていない。
ということは、本当に暇つぶしで来たのかもしれない。

