光が少しずつ落ち着いてきて、ようやく目を開けられるくらいになったわたしは、何故か莉菜の部屋にいた。
「え!? なんで?」
思わず見渡して、さらにビックリしたのはベッドの上に莉菜が座っていることだった。
「莉菜? え? どういうこと?」
莉菜が元に戻っているのに、わたしも現実にいる?
そんなこと、ありえるの?
「リナ……」
何故か悲しそうな表情を浮かべて莉菜がわたしの頬を触ろうと手を伸ばしたけれど、わたしには莉菜が触っただろう手のひらの感覚がなかった。
「え……?」
よく見ると、わたしの腕やスカートは、なんだか薄い。
半透明のように見える。
「なにこれ? 幽霊みたい」
「リナ、リナ!」
莉菜が一生懸命わたしに触れようとするけれど、その手は空を切るばかりで触れることはなかった。
そしてわたし自身、身体が軽いという今の状況を少しずつ理解しはじめてきた。
これは【鏡の部屋】にいた時と同じ感覚だ。
違うのは、今も私は光の粒子に包まれていて、漫画やアニメだったら精霊とか女神みたいな描写の状態なのかな。
なんて、ビックリするくらい冷静に考えてしまっている自分にちょっと笑ってしまう。
「リナ? なんで笑ってるの? 心配じゃないの、自分のこと」
莉菜が涙をいっぱいためた瞳でこちらを見てくる。
うん、莉菜もきっと本能で感じているんだよね。
「理由はわからないけど、来たんだろうね。【おわり】の時が」
その言葉に莉菜がハッとする。
部屋に飛ばされた直後こそ混乱したけど、莉菜と向かっているうちに、不思議な感覚が少しずつ強くなっていることに気がついた。
それは莉菜の気持ちが少し伝わってくること。
今までは心が繋がっていなかったから、莉菜が本心で何を思っているのかわからなかった。
それが繋がりはじめていて、いろんな気持ちが伝わってくる。
元に戻れた安堵、目の前にわたしが現れた驚き、今にも消えそうなわたしに対する不安。
まるでパレットの上に色んな絵の具が混ざりあったようにぐちゃぐちゃの感情が伝わってくる。
「え!? なんで?」
思わず見渡して、さらにビックリしたのはベッドの上に莉菜が座っていることだった。
「莉菜? え? どういうこと?」
莉菜が元に戻っているのに、わたしも現実にいる?
そんなこと、ありえるの?
「リナ……」
何故か悲しそうな表情を浮かべて莉菜がわたしの頬を触ろうと手を伸ばしたけれど、わたしには莉菜が触っただろう手のひらの感覚がなかった。
「え……?」
よく見ると、わたしの腕やスカートは、なんだか薄い。
半透明のように見える。
「なにこれ? 幽霊みたい」
「リナ、リナ!」
莉菜が一生懸命わたしに触れようとするけれど、その手は空を切るばかりで触れることはなかった。
そしてわたし自身、身体が軽いという今の状況を少しずつ理解しはじめてきた。
これは【鏡の部屋】にいた時と同じ感覚だ。
違うのは、今も私は光の粒子に包まれていて、漫画やアニメだったら精霊とか女神みたいな描写の状態なのかな。
なんて、ビックリするくらい冷静に考えてしまっている自分にちょっと笑ってしまう。
「リナ? なんで笑ってるの? 心配じゃないの、自分のこと」
莉菜が涙をいっぱいためた瞳でこちらを見てくる。
うん、莉菜もきっと本能で感じているんだよね。
「理由はわからないけど、来たんだろうね。【おわり】の時が」
その言葉に莉菜がハッとする。
部屋に飛ばされた直後こそ混乱したけど、莉菜と向かっているうちに、不思議な感覚が少しずつ強くなっていることに気がついた。
それは莉菜の気持ちが少し伝わってくること。
今までは心が繋がっていなかったから、莉菜が本心で何を思っているのかわからなかった。
それが繋がりはじめていて、いろんな気持ちが伝わってくる。
元に戻れた安堵、目の前にわたしが現れた驚き、今にも消えそうなわたしに対する不安。
まるでパレットの上に色んな絵の具が混ざりあったようにぐちゃぐちゃの感情が伝わってくる。

