両手いっぱいの、大好きを。

「こよ――」

「胡依――」

「胡依さん――!胡依さんっ!!!」

委員長の声がキーンと耳を差す。

「あっ!ひゃいっ!?」

驚きで、声が裏返ってしまった。

恥ずかしい…っ!

どうしても、さっきのことが頭から離れなくて―――

何て言えないぃぃぃっ

「プッ」

隣から、笑い声が聞こえた。

虹くんだ。

「す、すみません…ボーっとしてて」

「いや、いいですけど」

こんな始まりで、委員会活動は終わった。