両手いっぱいの、大好きを。

「じゃあ帰ろ」

「うん…」

手も、繋がない。

さっきまで、甘やかされすぎてただけと自分に言い聞かせる。

けれど、じゃあ何で急に冷たくなったの?という疑問が出てきてしまう。

そんなこと考えてるうちに、家に着いて。

虹くんとの時間は強制終了。

「バイバイ、愛里清ちゃん」

「うん…バイバイ。虹くん……」

寂しいな…

何でだろ、花美ちゃんだけで、こんなに…

さっきまでの楽しい空気はどこに行っちゃったのかなぁ…

虹くん、やっぱり…

花美ちゃんのこと、好きなんじゃん―――。