両手いっぱいの、大好きを。

りんごあめが売っている屋台には、行列が。

やっと順番が回ってきた。

「えっと、このりんごあめ1つで」

「かしこまりましたー!どうぞ」

元気な女の店員さんが、美味しそうなりんごあめを手渡してくれた。

「あ、ありがとうございますっ!」

そうお礼を言うと、女の人はにっこり笑った。

「行こ、あーりすちゃん」

「あ、うん!」

虹くんが、また私の手を取った。

そして、優しく微笑んでいる。

その表情に、つい私も笑顔になってしまう。

その顔に私が漏らした心の声…